カーボンオフセットと社会貢献
カーボンオフセットは、まだ新しい概念であり、それをどのようなものと捉えるか?は、人によって異なります。「排出権市場.コム」では、次のような考え方で整理しています。
カーボンオフセットは、あくまで自らの意思で行う自主的な行為(ボランタリー)であって、自身のアイデンティティーの反映ともいうべき主体性に基づくものです。ですが、通常の「社会貢献」―たとえば南北問題解決にむけて活動をしているNGOをサポートすること。―とは、すこし性質が異なるものと「排出権市場.コム」では考えています。
地球温暖化問題は、喫緊な問題となってきたと云えるでしょう。洞爺湖サミットにおいて2050年に世界のCO2排出量を半減させるべきという議論がなされたのは、そのような認識が首脳レベルで共有化されるようになったことを意味しています。
「排出権市場.コム」では、カーボンオフセットは、上記のような温暖化問題の喫緊性の認識に立脚した一種のミッション(使命感)に基づくものである、という考え方をとっています。
カーボンオフセットは、他の場所で削減を行ったという証しである排出権を用いますが、それを失効(取消口座)させるケースと、日本国政府に無償譲渡(償却口座)するケースとが、選択肢とされています。
「排出権市場.コム」では、ミッションともいうべきカーボンオフセットは、前者すなわち地球大気からの削減であるべき、という結論に至りました。
一方で、日本の目標達成への寄与(後者)は、社会貢献であると考えます。「排出権市場.コム」では、「排出権付き商品」というカテゴリーを設けていますが、これはこの社会貢献に属します。一般的な「カーボンオフセット商品」とは呼称も別とし、異なるものとして扱います。
「カーボンオフセット」と「排出権付き商品」。
両者の管理は、使途により、プロジェクトを替えるなどの明確化を以って、厳格にいたします。
2008.AUG. 排出権市場.コム